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  • 執筆者の写真Masa Saita

予想外のハプニング オンライン授業

更新日:2020年7月12日

3月17日にオンタリオ州で非常事態宣言が発令され教室での授業を休止。休校期間中にオンラインへの移行準備を進め、4月から授業再開。


現在はZoomというWeb会議システムを利用してオンライン授業(Virtual lesson)を行っています。とても便利で、ホワイトボード・チャット・画面共有など大いに役立っています。中でもBreakout Roomは、インターラクティブな(活発な双方向性のある)授業をするには必要不可欠なもので、ペアワークやグループワークなど小単位分けでの練習が可能になっています。


オンラインでは1クラスの人数を8名から5−6人に制限するなど工夫もしています。もちろん教室で行う授業(in person lesson)でのエンゲージメント(能動的な学びへの関与)には及びませんが、教室ではできなかったことがオンラインでできることがあるし、今までは起こらなかった予想外の面白いハプニングも起こり、それら全てが生徒の学びに繋がっています。


例えば、先週私が担当した初級のあるクラスで、「自分の趣味」を紹介する活動を行いました。初級教育では定番の「私のしゅみは ギターをひくことです」という「辞書形+こと」の文型表現です。自宅からオンラインで授業を受けているため、突然、生徒が傍にあったギターを手に取り、弾き語りを始めたのです。さらに曲に合わせてクラスで合唱するまでに発展。また、他の生徒の発表では、コレクションのアニメフィギュアの数々をお互いに見せ合ったり、中にはコスプレで登場するなど、驚くような出来事が次々と起こったのです。そこに自然な会話が生まれ、全員がその話題に参加する学びの機会になっていました。


このような一連の出来事は、皆の一体感を生み出したばかりか、興味や関心を掻き立てられたことで学習効果を上げる貴重な機会になりました。今後もどのような予想外の出来事が起こるか、起こせるだろうか、胸を踊らせながら授業準備をしています。

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